2021.5.19
デザインが枯渇しないためのインプットのススメ
皆さん、こんにちは。デザイナーとして日々デザインを勉強中の小菅と申します。
Webデザインやイラスト制作をしていく中で重要だと感じた「デザインのインプット」についてお話しします。
インプットとアウトプットとは?
インプットは知識や経験、情報を集め頭に入れることを指し、アウトプットはインプットして得た情報を元に、何かを生み出したり発信したりすることです。
何故インプットを行うか
デザインを作る時、過去の経験や今までの知識を活かして作っていると思います。しかし、インプットを行わないまま作り続けていると、デザインがパターン化してしまい、同じようなデザインしか作れない…何だかうまく形にできない…と行き詰まってしまいます。
このようなことにならないよう新しい知識を取り込んだり、言語化することが継続的にデザイン制作を続けていく上で重要です。
どこからインプットする?
インプットにも様々な方法があります。今回は私がどこからインプットしているのかをご紹介します!
1.WebやSNS
ちょっとした空き時間にPinterestやWebデザインをまとめているサイトを見たり、参考デザインを探す際に利用したりしています。
参考: Pinterest
特にPinterestは、このデザインは今後応用できそう!と思うものや、この見せ方は思いつかなかったなと思うものなど、良いデザインをカテゴリ分けにして、後で見返せるようにしています。
SNSでは、ツールの使い方を解説している方がいたり、様々な情報がリアルタイムで発信されているので、デザインのトレンドや手法を知ることができます。
2.書籍や雑誌
書籍や雑誌は、基礎的なことが詳しく載っていたり解説が丁寧です。そのためデザイナー初心者でも安心して読み進められるものが多いです。
参考: なるほどデザイン〈目で見て楽しむ新しいデザインの本。〉
デザイン以外の本を読む事も良い刺激になり、視野を広げる事が出来ます。
3.勉強会
インプットも自分の中だけで完結してしまうより、他の人と意見を交わすことで、自分の意見をしっかりと整理して落とし込むことができます。そして、自分では気づかなかった新たな課題や発見が見えてくると思います。
カンファレンスやセミナーなど、参加できる勉強会は多数ありますが、所属している会社内で行われている勉強会や、学生時代の仲間などと学び合うような場は、現場ですぐに活かせるレベルのことを学びやすく、気軽に参加者同士で交流しやすくておすすめです。
4.身近にあるもの
忙しい日々が続いて、中々インプットの時間が取れない…ということも多いです。そんな時は、日常の周りにあるデザインを観察します。街中のポスターやパッケージデザインといった、Webデザイン以外の分野にも目を向けてみると、構図や色合いなど新たな発見が見えてくると思います。
どのようにインプットするか
インプットする時に気をつけていることをご紹介します。
見るだけでなく分析する
インプットは見るだけではなく分析することが大切です。なぜこのデザインが良いと思ったのか?を細かく分析することで、デザインの言語化ができ制作者側の目線で分析ができるようになります。
カッコイイ、オシャレ、綺麗!だけでなく
- 誰に何を伝えるものなのか?
- なぜそのように思ったのか?
- 伝えるためにどのような手法、表現を使っているか?
習慣化させる
1、2回インプットしただけでは自分の中にしっかりと定着しません。時間を決めてみたり、1日1インプットと目標を設定してみるなど、継続してインプットする習慣をつけましょう!
最後に
インプットの後は、アウトプットする事も大切です。
たくさんインプットをしていても、1日にたくさんの情報を得ている為、数日後には忘れてしまう事がほとんどだと思います。
アウトプット前提にインプットをする意識があると、インプットの質も高くなるので、 インプットをする際は意識してみてください!
成果が出しやすいアウトプットばかりに目がいきがちですが、どちらもバランスを考えながら行う事が大事なので、今回はインプットのお話をメインにしてみました!皆さんのご参考になれば幸いです。
この記事を書いた人
小菅 菜々
学生時代は、グラフィックデザインやwebデザインを学んでいました。入社後は、バナー制作やECサイトの運用などを行っています。最近は動画制作に興味があるので、動画編集の勉強をしています!