2020.12.24
自分は何が好きかを探求していく(2020新卒バトン Vol.169)
メンバーズクリエイターズブログでは、2020年新卒の学びのアウトプットとして寄稿企画を行っています!2020年4月に入社した社員による新しく学んだことを「バトン形式」で繋ぎ、執筆していきます。
今回は谷 綾乃が担当します。
学生時代、どんなことをやってきたか
――「ウーパールーパーからだったよ。」
電話をとるなりおばあちゃんが言う。
ご夫婦で長年やっているのだろう喫茶店、ソファーで新聞を読みながらおじいちゃんが返す。
「違うよ、それウーバーイーツだよ。」――
のんびりとした時間が流れる喫茶店で心和む会話を聞きながら、コーヒーを飲んで、本を読んだり考えごとをしたりぼんやりしたり。喫茶店の空間が大好きなんです。時間が空くと必ず喫茶店に行っております、谷綾乃です。
お酒と人と話すことが好きだったので、アルバイトではバーテンダーをしていました。
仕事も家のことも、そこではみんな忘れて、ただお酒を飲んで、常連さん同士で盛り上がって楽しめるような空間を作っていました。時には会話に入れない一見さんと常連さんを繋いだり、一人で飲みたいお客さんのお酒をスムーズにお出ししたり。
最初はアンティークな雰囲気の老舗のバーでカッコよく働きたくて始めましたが、相手のことをその立場になって考えたり、本音を見抜いたりするのが得意な私は、人と人を繋ぐことやその場所が好きな自分を知ることになっていました。
テレビ・インターネット・SNSは、身近なもので私が興味を持ったものです。大学では社会情報学を専攻して、身の周りにあるメディアとのかかわりについて研究していました。
「テレビ?見ないね。YouTubeばっかり見てるよ。」
「テレビ見てる?」と聞くと友人たちは声をそろえて「見ていない」と答えました。テレビは家に帰れば電気と同じようにつける、そんな習慣的なものでしたが、もはやテレビを娯楽として見ている若者は3割もいないんじゃ!?という体感でした。
そこで、「テレビつける?どんな時についてる?」と聞き方を変えてみました。そしたらなんと9割の若者がテレビをつけていたんです。朝ニュースを見る、天気を見る、音が欲しいから、BGM代わりになど。
テレビよりネット配信だと言われている社会になっても、定位型ツールとして私たちの生活の中に根付いていました。テレビを「見ている」ではなく「つけている」という形でまだまだ我々の家の中でずっしり存在していました。
好きなこと、興味のあることはいつの間にか、時間をかけて調べたり取り組んだりしてきました。みんなそうだと思います。何でもとにかくやってみて気づくんです。あ、私これ好きなんだって。
興味があるか分からなくても、やってみたいなとかやる機会があるものは、とりあえず何でもやってみる!最近では気候変動について勉強したり、陶芸や英会話を初めてみたり。そこで、好きかも?とか、こんなことができる自分、どうしても興味が持てない自分とかを知っていくんです。
新しく学んだこと
今はひたすら、もうひたすら「運用」を学んでいます。
とにかく今はCMSでガンガン作って、通常案件をバンバン回せるようにならないと!まだまだ他のことに気を回せるような余裕もなく、チームの先輩方にしっかり両手で背中を支えていただきながら、その手を「放すよ放すよ」「えー放さないでくださいい!!」と言わんばかりです。一日でも早くまっすぐ一人で立てるように先輩方の姿を見て全部吸い取る勢いで励んでおります。
今となっては一人前の運用ディレクターを目指して奮闘する日々を過ごしていますが、上期には様々なことに携わらせてもらいました。提案の考え方、進め方、チームでのコミュニケーションの大変さ。お客さんの要望ごとに勉強していくものも変わりました。チャットボット、SEO、コンテンツ改善、GTMなどなど。業務で必要な知識は勉強すること、それだけでなく、ミーティングで行われる話し合いを有意義に進めるために、情報収集や優先順位、自分の意見の整理など事前準備の大切さを学びました。
学んだことは本当にたくさんありますが、リモートワークのコミュニケーションの難しさがナンバーワンかもしれません。まだまだ奮闘中です。
これからどんなことをしていきたいか
自分がどんなことが好きで何に興味があって、どこを目指していくのか。周りにあるたくさんのことを少しずつ分かりながら過ごしています。分からなくてできない自分に嫌気がさして遠回りしながらも、分からないことを分かっていく過程を大切にしたいです。
メンバーズではまだまだ私の知らない世界があって、全然違うことにチャレンジすることも、一つのことを突き詰めていくこともできます。そのため、濃厚な日々を過ごしながら幅広くチャレンジしていき、自分は何が好きなのかを探求していきたいと思っています。
次は、神田オフィス出社仲間の大芝なつきちゃん(Vol.171)にバトンを渡します!なっちゃんよろしくー!
この記事を書いた人
谷 綾乃
喫茶店と古着と餃子と穂村弘と。