理系出身の女性社員に聞く!小6女子向け「キャリアトーク」の裏話

こんにちは、ソーシャルクリエイターデベロップメント室の松岡です。
先日、株式会社メンバーズと特定非営利活動法人みんなのコードさまが共同で、大阪信愛学院小学校さま向けに「理系に進む女子のキャリアについて先輩と交流しよう」 というテーマでワークショップを開催しました。こちらはメンバーズで行っている「1Share + 1Actionプロジェクト(※)」の一環として実施されましたが、どんなワークショップだったのか、植松理恵さん、谷嶋成美さん、三好美香さんにお話を伺いました。

※1Share + 1Actionプロジェクトとは、メンバーズ全社員が、社外へのナレッジシェア(Share)ないしはソーシャルクリエイター育成につながるアクション(Action)をしていくプロジェクト。
ソーシャルクリエイターとは、デザイン思考を持ち、ビジネスの推進や制度設計、アウトプットを通じて社会課題の解決を図ろうとするクリエイター志向性の高い人材のことで、メンバーズで掲げているVISION2030実現の取り組みとして1S1Aを推進しています。

登場人物
聞き手:松岡藍(ソーシャルクリエイターデベロップメント室)
話し手:植松理恵(メンバーズキャリアカンパニー)、谷嶋成美(UX ONEカンパニー)、三好美香(ポップインサイトカンパニー)

ワークショップ開催に至った経緯を教えてください。

植松:みんなのコードさまとは2020年からこどもたち向けのワークショップを共同で行っています。弊社のクリエイターが社外でアウトプットする場を作りたいと思い、みんなのコードさまに相談したのがきっかけで活動がスタートしました。これまで、プログラミングやデザイン、キャリアトークなどさまざまなワークショップを各地で行ってきました。

今回は9校目として大阪信愛学院小学校さまを紹介していただきました。こちらの小学校は、近年共学になったばかりで高学年は女子児童のみなので、女子向けのキャリア教育を希望されていました。日本ではIT業界での女性比率がまだまだ低いので、テクノロジーにまつわるキャリアへの興味を湧き上がらせる機会として、理数系を経て社会で活躍している女性のお話を聞きたいということで、「理系に進む女子のキャリアについて先輩と交流しよう」というテーマでキャリアトークを実施することになりました。

イベント当日は、オンラインで大阪の児童とつなぎ、弊社で活躍している女性社員から赤裸々にこれまでのキャリアを話してもらいました。

ワークショップの様子
ワークショップの様子

登壇者に質問です。ワークショップに応募した理由は何だったのでしょうか?

谷嶋:私自身高専卒で理系出身ではありますが、最初は応募するべきかとても迷いました。数学や理科が好きで理系を選んだわけではなく、理系科目や専門科目についていけず苦労したため、理系でよかったとこどもたちに伝えられないからです。しかし高専での5年間で、寮での共同生活や留学などを経験し、私にとってかけがえのない学生生活にもなったため、これから進路を決めなければいけない小学生たちに高専という選択肢があることを伝えると同時に、私の経験が少しでも参考になってくれたらいいなと思い応募しました。

三好:大きく3つあります。1つ目は、日ごろから、子供たちに対して役に立てるようなことをしたいと考えています。今回の対象者の小学校6年生は、私の子供の年齢と近いこともあり、役に立ちたいという気持ちを強く持ちました。
2つ目は、理系を目指す女性が増えてほしいと思ったためです。私は、新卒でIT企業にSEとして就職しましたが、女性の人数は少ない状況でした。女性が少ないからという理由で、理系を学んだり、理系の職種に就職することを諦めてほしくないという思いがありました。
3つ目は、興味があることを見付けると楽しいということを伝えたかったからです。私は理系の勉強は得意ではありませんでしたが、興味があるからという理由で進むことを決意し、大学では数学を学び、理系の職種に就職しました。興味があることに取り組み続けてきてよかったと思うので、その経験を伝えたいと思いました。

ワークショップでは児童にどのようなことを伝えましたか?

谷嶋:同じ内容で2回登壇したのですが、1回目は『データやプログラミングとは何か』に始まり、お仕事上での事例(課題→原因(内的要因・外的要因)→解決策→結果)をまとめたシンキングシート、最後にこれまでの人生を表したモチベーショングラフを児童たちに見せました。
私は過去に製薬会社の競合調査やアクセス解析等をしていた経験があったため、『お医者さんに薬を知ってもらうためにウェブサイトを作ったが、アクセス数が増えない』を課題に原因をシンキングシートにまとめ、解決策として、
・ライバル会社と自分の会社のウェブサイトを調べて良い点と悪い点をそれぞれ見つける。
・ライバル会社のアクセス数を集めて、ライバル会社がどんなことをしているのかを知る。
などを挙げ、課題が解決した後も目標を決めて、集めたデータをもとに現状と課題をチームで定期的に話し合い、改善を行っていく必要があることを伝えました。シンキングシートの内容は難しめなので、製薬会社と医者、看護師、薬剤師の関係を図で表した補足資料も入れつつ、できるだけ丁寧に伝えることを心がけました。
モチベーショングラフでは、高専の頃の低迷も隠すことなく児童たちに見せたため、どん底まで落ちた人生グラフに驚いた子も多かったかと思います。しかし、進路の選択を間違えても自分次第でどうにかなること、やりたいことを見つけると人間は頑張れることを児童たちに伝えました。また、1回目では時間が足らず、高専について児童たちに伝えられませんしたが、2回目ではメリットデメリットも含めて高専の仕組みを紹介することができました。

三好:谷嶋さんと同じように、自分の仕事の紹介、データやプログラミングとは何か?を説明し、これまでの人生を表したモチベーショングラフを見せました。普段はリサーチ業務をしており、リサーチャーの仕事を小学生にもわかるよう伝えるために、小学生にも身近な存在のアプリのリサーチを例に図を用いて説明しました。
「データとは?プログラミングとは?」の説明でも同様に、具体例で説明し、データは身近なもの、プログラミングはサイトやアプリ、ゲームなど想像しているものを作れる楽しいものということを伝えました。モチベーショングラフでは、学生時代については、算数や数学に対する興味を中心に伝えました。理系科目が得意ではないと2回気付きながらも、自分で理系を学ぶことを決めて続けてきた経験を伝えました。就職後については、出産のタイミングで働き方を考えなおしながら、興味があることに挑戦し続けていることを伝えました。


谷嶋さんの『データやプログラミングとは何か』の説明スライド

ワークショップを振り返っていかがでしたか?

谷嶋:小学生に分かりやすく伝えることが今回のワークショップで一番難しいと感じました。私自身も小学六年生を経験しているはずなのですが、当時のことはもう何も覚えておらず、分かりやすくとにかく分かりやすくを心がけて資料作成から発表まで行いました。しかし1回目の発表の際に話しすぎて、高専について話す時間がなくなったのが反省点です。
児童たちにちゃんと伝わったかとても心配でしたが、児童からの感想に『とても分かりやすかった』とあり、本当に嬉しかったです。彼女たちがこれから中学生高校生になり、文系理系の選択をするとき、今回のワークショップを思い出して少しでも参考にしてくれたらいいなと思いました。ありがとうございました。

三好:小学生にわかりやすく伝えるため、自分の業務について、よく考えました。その結果、自分の仕事の価値を改めて意識することができました。小学生にわかりやすいようにすることを意識していましたが、ワークショップ後の感想に、「難しい内容があった」とあり、自分の力が不足していたことを感じました。資料の内容、見せ方、話し方について、今回の経験を生かして、わかりやすく伝えることをより意識しようと思いました。小学生の素直な感想を聞いて、機会があればもっと子供たちに関わる活動をしたいと思いました。ありがとうございました。

三好さんの業務の説明スライド
三好さんの業務の説明スライド

植松:児童がメモを取りながら真剣に聞いていたのが印象的でしたね。
児童からは、
「理系に行くことでいろいろな可能性が広がったり、少し気になるプログラミングにも重要だということが聞けてよかった。」
「社会のことを知れてよかった」
「話を聞いて自分の考えが変わった。いい機会だった。また違う人の話も聞いてみたいと思いました。」
などの感想が寄せられました。
質問タイムにもたくさんの質問をしてくれていました。外部の大人の話を聞けるのはいい機会だったのだと思います。普段質問しない児童が質問していたそうで、意欲的に参加してくれてうれしかったです。今後も、このような取り組みは継続して行きたいと思います!

松岡:植松さん、谷嶋さん、三好さんありがとうございました!
また、大阪信愛学院の皆さま、みんなのコードの皆さま、今回はこのようなワークショップの機会をいただきありがとうございました!

この記事を書いた人

植松 理恵

植松 理恵

2017年11月中途入社。メンバーズキャリアカンパニー所属。キャリアサポートグループグループ長。クリエイターの育成を担当しています。栄養士からWeb業界へ。お休みの日は写真を撮ったり、ゴルフをしたり。

谷嶋 成美

谷嶋 成美

メンバーズUXONE所属の20新卒。普段は客先常駐でAEMを使いながらサイト運営をしています。最近嬉しかったことは、スタバの福袋に当選したこととおみくじが大吉だったこと。2022年も頑張ります!

三好 美香

三好 美香

2019年4月中途入社。メンバーズポップインサイトカンパニー所属。普段は、リサーチャーとして、ユーザ目線で顧客課題解決に従事。2022年は、リサーチ以外のことにもチャレンジしたい!

松岡 藍

松岡 藍

2016年、メンバーズに新卒入社。ビジネスプラットフォームカンパニーで主に広報を担当。

おすすめ記事

タグ

2020新卒バトンAdobe IllustratorBIツールCCDLab.CSVDockerDXECGAGoogleAnalyticsGoogleデータポータルKubernetesLT会MAMembersDinerOJTRubySDGsSEOSimilarWebSlackSNSSocial Art JapanプロジェクトSQLUXUXリサーチVitePressVSCodeWeb3WebディレクションWebディレクターWebマーケティングWeb解析Well-beingアクセシビリティアナリティクスウェビナーウェビナー運用エシカルエシカルファッションエンジニアオウンドメディアオンラインオンラインイベントお悩み相談室キャリアクライアントワークコーディングコミュニケーションコンテンツマーケティングコンペサービスサステイナブルスウェーデンスキルアップセミナーソーシャルアーティストソーシャルクリエイターチームビルディングツールデータデータアナリストデータサイエンティストディレクションディレクターデザイナーデザインデンマークトンマナナレッジハックブームの裏側プランニングフレームワークプレゼンプログラミングブロックチェーンフロントエンドマーケターマーケティングマシンラーニングマネジメントスキルミーティングメンタルハックメンバーズルーツカンパニーユーザーテストライティングラボ活動リサーチリモートワークショップワークスタイル事例仕事術仙台分析効率化勉強会動画北欧医療業界営業地方金融企業学生向け広告運用提案数学新卒研修機械学習気候変動海洋プラスチック問題生産性向上産学連携研修社会課題社会課題調査競技プログラミング脱炭素自動化ツール色彩検定製薬業界資格開発環境障がい者雇用