無料で商用利用可能な地図素材サイトを探してみた

「今回地図デザインも制作するんですね（Google Map じゃなかったんだ…）」
「予算も工数も限られてるんだけどどうしよう…」

こんな経験ありませんか？

そんなとき役立つ無償利用・商用利用可能な地図素材サイトをご紹介します。
今回は以下のようなポイントを意識しながら選定しました。
※日本地図を基準に選定しています。

ポイント1　商用可能である
お仕事で利用する場合まず商用可能であるかどうかを確認する必要があります。また「無償利用可能」「商用可能」とあっても何かしら条件がついているケースは少なくありません。
利用規約やライセンスについてサイトで確認しましょう。

ポイント2　掲載にしばりが少ないこと
素材提供サイトによってはクレジット表記やサイトへのリンク設置などが利用条件となっているケースがあります。
表記についてクライアントの承認が得られない場合もあるので、極力しばりがないほうが汎用性が高いと言えます。

ポイント3　地図素材が編集可能であること
地図デザイン制作の素材にするので、できればビットマップデータより編集しやすいベクターデータ、いわゆる“パスのデータ”の提供があるとより良いでしょう。

おすすめ地図素材サイト3つ

素材 Library.com

日本地図だけではなく世界各国の地図もダウンロードできます。
リアルな地図だけでなくデザイン化した地図もあります。かなり使い勝手の良い素材サイトです。
・商用利用可
・無償利用可
・EPSデータあり
素材 Library.com

Map-It（マップ・イット）

日本地図のデータがダウンロードできます。
日本全図、8地方区分、都道府県から市町村単位の地図まであります。
若干線がカクカクしている印象がありますが個人的には許容範囲かと思います。その点も含めて使用の際にはご検討ください。
・商用利用可
・無償利用可
・EPSデータあり
Map-It

地図AC（MAPAC）

ダウンロードするにはメールアドレス会員登録が必要です（無料）。
デザインされた地図が複数種類あります。加工せずに使いたい方にも良さそうです。
・商用利用可
・無償利用可
・EPSデータあり
地図AC（MAPAC）

共通の禁止事項

加工してWebサイトに掲載する利用方法であれば、サイトで特段の定めがない限り問題ありませんが、いずれのサイトでも禁止されている事項があります。
プロのデザイナーには常識とも言える内容ですが念のため確認しておきましょう。

禁止されていることの一例

・素材を再配布する（加工したものも不可）
・素材を販売する
・アダルトサイト、公序良俗に反する利用（その他サイト側が不快と判断する利用）
・販売する商品に利用する（有償オプションで可能な場合あり）

また、利用規約が更新されていないか、利用前に各サイトを必ず確認しましょう。

最後に

今回は無償のサイトをご紹介しましたが、有償の素材を購入したほうがクオリティが高かったり、目的により合っている素材が見つかるケースもあります。有償といってもリーズナブルな素材もありますので使い分けられると良いと思います。
素材利用で工数を節約してさらなるクオリティアップにつなげましょう！