2022.3.25
デザイナーが実践!モーショングラフィックスことはじめ 基礎編
こんにちは!メンバーズUXONEカンパニー所属の21新卒の横山です。現在はデザイナーとしてグッドコミュニケーションズカンパニーに常駐して、クライアントのSNS投稿用のモーショングラフィックスなどのクリエイティブを担当しています。
入社してから本格的に映像編集を開始して、以来副業でWebの動画広告を制作したり、メンバーズが運営するPracticaが主催した「未来デザインフェス」にて冒頭のオープニングアニメーション(https://youtu.be/CECh7rDA9aI)を担当したりと、映像編集の領域での活動を広げてきました。
今回は、動画ソフトを触ったこともなかったデザイナーが「モーショングラフィックス」というメディア表現に取り組むにあたり、学んだことや実践してきたことをシェアします。
この記事が、「映像編集やモーショングラフィックスをやってみたいけど、何から始めればいいのかわからない」という方の一助になれば幸いです。
目次
1.モーショングラフィックスとは
2.デザインを学ばずしてモーショングラフィックスなし
3.学習の進め方
4.自主制作のヒント
5.モーショングラフィックスの表現をどんどん吸収しよう
6.応用編はこちら
1.モーショングラフィックスとは
「モーション」は動きのこと、「グラフィック」は画像やテキストを使用したデザイン、視覚表現のことを指します。モーショングラフィックスとは、その名の通り、モーションとグラフィックを組み合わせた視覚表現です。
デザイン(画像、図形、イラスト、テキストなど)にモーションを組み合わせることで、メッセージがより伝わりやすくなるのがメリットです。
2.デザインを学ばずしてモーショングラフィックスなし
モーショングラフィックスは、「デザイン4原則」や、配色の知識など、静止画グラフィックの作成スキルが土台になるため、デザインのスキルアップを無視してモーショングラフィックスをこなすのは困難です。
そのためまずは、下記のようなコンテンツを利用してデザインのインプットと実践を繰り返し、静止画のグラフィックに慣れるのがおすすめです。
・なるほどデザイン〈目で見て楽しむ新しいデザインの本。〉
・けっきょく、よはく。余白を活かしたデザインレイアウトの本
・Pinterest
3.学習の進め方
デザインに慣れてきたらまずは、YouTubeに投稿されているチュートリアルをやってみるのがおすすめです。以下、僕がよく参考にしているチュートリアルを紹介します。
・mooograph
・サンゼの After Effects 教室
・Putti Monkey Wrench
僕が初めて作ったモーショングラフィックスは、YouTubeのチュートリアルを参考にした架空サービスのコンセプトムービーでした。最初からツールの使い方や表現を体系的に学ぶのも大事ですが、作品を作りながらツールの使い方を学習するのが最も効率がよかったと感じています。
4.自主制作のヒント
「モーショングラフィックスを作れるようになりたいが、始め方がわからない、続かない」という悩みをよく聞きます。そういったすぐに仕事や案件につながらないインプットの時期には、自主制作をする「きっかけ」や「目的」があると制作を続けやすくなります。
僕の場合は、最初のきっかけとして「就活のポートフォリオづくりのためにつくる」があり、そこから制作の機会が広がっていきました。人それぞれ環境は異なるので、自分にあったきっかけづくりを意識してみるとよいでしょう。
<きっかけや目的の例>
・学生時代のクリエイティブ作品がある方は、それを題材にした紹介ムービーを作る
・架空のサービスを考えて、紹介ムービーを作る
・勉強仲間と一緒にテーマを決めてムービーを作る
・Twitterやオンラインコミュニティなどでアウトプットの機会をつくる
5.モーショングラフィックスの表現をどんどん吸収しよう
SNSのプロモーション広告、電車の電光掲示板、街中のデジタルサイネージなど、生活のなかのいたるところでモーショングラフィックスを目にする機会があると思います。
それらを意識的に見たり、スマートフォン広告をスクリーンキャプチャしてストックしたりして、引き出しを増やしていくと、実際に映像をつくるときに見せ方のバリエーションが広がります。
<モーショングラフィックスを目にする機会の例>
・YouTube広告で気に入った表現をキャプチャしてみる
・Instagram広告で気に入った表現をキャプチャしてみる
・YouTubeで「モーショングラフィックス」と検索する
・Pinterestで「モーショングラフィックス」と検索する
・Vimeoで「モーショングラフィックス」と検索する
・電車の中やテレビで流れる動画広告を意識して見てみる
6.応用編はこちら
次の記事では、実際にモーショングラフィックスを作るときのツールの選び方や、ソフトの使い方、制作の進め方について具体的にお話しします!
デザイナーが実践!モーショングラフィックスことはじめ 応用編
この記事を書いた人
横山 晴信
宮城県出身、東京都在住。
メンバーズUXONEカンパニー所属。2021年入社。
業務ではSNS運用・投稿クリエイティブの制作を担当、副業で動画広告に取り組む。 実家の犬に会いたい。