2021.3.9
豆腐メンタルでも大丈夫!眠れない夜のクリエイターのメンタルハック
自分なりのメンタルハック
皆さん、仕事は捗っていますか?仕事は楽しいですか?大変な案件で疲弊していませんか?
私はメンバーズに入社するまで、会社が買収され在籍していた部署が突然無くなったり、常に社内で怒号が響き渡り月に一度は殴り合いのケンカが起きたり、理不尽なパワハラに悩まされたり、自宅に帰るのが朝4時でも客先都合で家を出るのが朝の6時だったり……となかなかの現場を渡り歩いてきました。それでも大学卒業以来デザイン一筋で仕事に打ち込めたのは、自分自身で「このパターンの時はこうすれば自分の機嫌が取れる」というメンタルハックがあったからだと思います。
いきなり偉そうなことを書きましたが、私は自他共に認めるいわゆる「豆腐メンタリスト」です。10数年前の失敗も事細かに覚えていて、思い出すだけで震えが止まらなくなり、日々の業務でも失敗があればお通夜か!とツッコミを入れられそうなくらいに落ち込みますし、よく泣きます。
そんな私でありますが、先に述べたように「このパターンの時はこうすれば自分の機嫌が取れる」というものを実践するようになってからは『メンタルしんどい期』が随分と楽に、そして短くなりました。
今回はクリエイターあるあるメンタル案件を解決できる(かもしれない)私自身が行っているメンタルハックを紹介していきたいと思います。
もちろん万人に効果があるわけではありません。こんなものもあるんだな、ここをこうしたら自分に合うかもなど、適宜使い分けていただければ幸いです。
実はすごい『Get Wild退勤』
今回のお題は『眠れない夜に』ですが、眠れない理由はそもそも退勤時に始まっていることが多いと思います。退勤した後も仕事のことを考えていませんか?よく「クリエイターは24時間が仕事」などと言われますが、オンオフをつけることも大切です。むしろ仕事モードのままプライベートで遊びに行っても疲れるだけです。退勤後はスッパリと仕事のことは忘れて自分の時間にすることが大切です。しかもリラックスしている時の方が仕事のネタが湧いてくることもあります。オフタイムの時の方が視野が広くなり、情報に敏感になることも多いでしょう。仕事のことを上の空で考えながらプライベートタイムを過ごすことほどもったいない時間はありません。
では、どうすれば退勤後にスッパリと仕事を切り離すことができるのでしょうか。
一時SNSで話題になった『Get Wild退勤』がまさにオンオフをつけるのにうってつけです。
『Get Wild退勤』とは、自分の頭の中でエンディングテーマを流し、今日の仕事に携わった仲間や顧客のスタッフロールを脳内で再生すれば一日終了!とすることで、仕事モードから爽快に切り替えることができるというものです。エンディングテーマは『Get Wild』である必要はなく、自分にとって思い入れのあるドラマやアニメ、映画の曲でも問題ありません。要は「これで終わり!」と脳に宣言することが大切です。ここまできたら後ろは振り返りません。ゆっくりとプライベートタイムに移行しましょう。
ちなみに余談になりますが、仕事の前にオープニングテーマを決めておくと、朝から仕事のやる気がアップするのでこちらもおすすめです。
オンオフはつけられた!でも眠れない!!
ではここから、不眠気味クリエイターの皆さまに、私が実際にやっている入眠方法を紹介します。
まずは『無』の状態を作る
布団はあらかじめ足元だけ少し温めておくと入眠しやすくなると言われています。頑固な不眠症の方は試してみるのも良いかもしれません。いわゆる『頭寒足熱』で、最も良く眠ることができる状態のことです。
そして、布団に入ってからは何も考えないことが一番大切です。とにかく『無』の状態に持って行くことが重要になります。
私は睡眠がとても浅く、周囲の環境により睡眠の質が非常に影響されます。そこで一定の睡眠を保てるよう導入したのが周囲の音を消し去る『耳栓』でした。そして耳栓をすることにより周囲の音を遮断し、頭の中で響いていた雑音がどんどん消えて行くことに気づきました。以降これを『無』の状態と呼んでいます。
大袈裟なくらいの腹式呼吸を繰り返す
耳栓をすると、自分の呼吸音がしっかり聞こえてきます。大袈裟かな?と思うくらの深い腹式呼吸を繰り返します。その際、息を吐く時に身体がベッドに沈んでいくようなイメージをしながら脱力していきます。呼吸をする度に、どんどんベッドに沈んでいくようなイメージを繰り返していると不思議なことに、いつの間にか入眠しているのです……。
耳栓をしていても目覚まし時計が聞こえるように
私の場合になりますが、寝坊しないための保険としてスマホのアラーム音をバイブレーションモードにして枕下に敷いて寝る、スマートウォッチを着けて寝るなどしています。
爆音目覚まし時計を耳元に設置して寝れば、さすがの耳栓でも音を通しますので、その方法が良いかもしれません。ここは皆さまの良きようにカスタムしてください。
(ちなみに私は目覚まし時計がなくても起床時間にキッチリ起きられる特技を持っているので、正直この問題についてはあまり良い案がありません。)
まとめ
眠れない原因の一つはオンオフがつけられず、入眠時にあれこれ考え始めてしまうことです。周囲の騒音がそれを増長し、頭の中が雑音だらけになってしまうのが私の場合の入眠阻害の元でした。これに気がついてから、あれこれ試してみた結果が今回のメンタルハックです。
以上、クリエイターの入眠ライフハックをお届けしました。
それでは今日も一日元気に楽しくお仕事頑張りましょう!!
この記事を書いた人
伊藤 夏子
株式会社メンバーズ UXONEカンパニー所属 2019年入社。ディレクター。Webだけでなく紙のデザイン歴も長く、刷りたての印刷物の香りが好き。