2020.7.8
だんだん完成が見えてくるカリキュラム ~大人のための数学ラボ~
こんにちは!メンバーズデータアドベンチャーカンパニーの吉川です。
メンバーズデータアドベンチャーはデータ領域の正社員派遣事業を行っているカンパニーです。
「顧客成果を出すための手段としてのデータ活用」を合言葉に、単発の分析ではなく運用のなかに入りながらデータ環境の整備、データ活用にあたっての目的と課題の定義、分析実行、施策に繋がる示唆出し、施策実行後の評価、改善提案まで全て対応しています。
私はこのカンパニーでデータアナリストとして働いています。この記事では、私が立ち上げた「大人のための数学ラボ」の活動を紹介します。
社内講座に向け、カリキュラム作成中
完全に理念先行で立ち上げたラボですが、活動を進めていく中でカリキュラムの作成ストーリーが見えてきました。これもラボメンバーからの意見や指摘をたくさんもらえたからです。やっぱり一緒にやる人がいることはいいものです。
実務で活かすことを前提に作っているので、網羅的・体系的というよりは実務への応用方法を伝えることを念頭におき、つまづきやすいポイントを重点的に学習できるようなものを目指しています。私たちのコンセプトはここにあります。網羅的・体系的なカリキュラムは非常に価値がありますが、それだと良質なものが世の中にたくさんあるのでそちらを使うべきです。
具体的には、ラボの少数メンバーで大まかな単元をつくり、その単元ごとに自己学習してもらい疑問に答える形で勉強会を開催しています。だいたいつまづくところがわかればカリキュラムで重点的に学習しなければいけないポイントが見えてきます。一人で理解が進むところをわざわざカリキュラムにしてもコスパ悪いですし、何より学ぶときに「いや、そこがわからないんだよ、あっさりいかないで!」と思った経験ないですか?私はよくあります。カーナビの「目的地周辺です、案内を終了します」みたいな状態。いや、ここからがわからないんだよ!といったような。そういった状態をなるべくなくしたいなと考え、このようなフィードバックをラボメンバーに受けながら作成しています。
実務への応用の学習方法も少しずつ進めています。まずは社内講座なので、社内によくありそうな業務とそこから得られるデータを想定し、学習コンテンツを作っています。知恵を絞ってやっていますが、一発でみなさんにハマる事例を作るというのもなかなか難易度が高いので、実践してからフィードバックを受けるつもりです。はじめてつくるものは完成度を高めるよりまずはやってみてフィードバックを真摯に受けることが結果的に高い品質を生む最短ルートなんじゃないかなと思います。
当たり前になってはいけないと感じる瞬間
少し別角度のお話ですが、私は1人のデジタルクリエイターとしてメンバーズに勤務し、ラボを立ち上げこの取り組みをし、社内講座の開催、多くの受講希望者を集めることができました。ラボメンバーへの感謝の気持ちはもちろんですが、このラボ活動を支えてくれているラボ活動運営の方への感謝も忘れちゃいけないなと思う瞬間がありました。詳細はここでは割愛しますが、ラボ活動をしていく中でもちろんルールや報告すべきことがあります。こういったことをわからないときに聞けば丁寧に答えてくれる運営の方がいるからスムーズにラボ活動を実現しています。会社なんだから問い合わせに答えるのは当たり前なんじゃないか、と思う方もいるかもしれませんがそんな態度で問い合わせていればお互い嫌な気持ちになっていきそうです。
問い合わせ先がある、これは当たり前のようにみえてもその裏にはその仕組みを作っている人がいるということを常に意識したいものです。
「ラボ」とは
CCDLab.では、社員の業務の場以外でのスキルアップ支援を目的に「ラボ活動制度」を設けており、様々な活動に自由に取り組むことを推奨しています。
この記事を書いた人
Yoshikawa Hiroshi
メンバーズデータアドベンチャーカンパニーのデータアナリスト。店舗販売→コンサルタント→人事→商品開発→事業開発→経営企画となんでもやってきた完全オフロードタイプ人間。