Webディレクターが身に着けたいスキル 5選

こんにちは。EMCカンパニーの寺戸です。
仙台で4年ほど、Webディレクターとして働いています。

皆さんは「Webディレクター」と聞いて、どんな仕事なのか想像できますか?
また、どんなスキルが必要か想像できますか?

今回は、新卒入社から4年ほど「Webディレクター」として仕事をしてきた私が、
『これは必要だ!』と感じたスキルと、どのようにWebディレクターのスキルを習得していくべきかについて、シェアさせてください。

Webディレクターって?

そもそも、Webディレクターとは「Webサイトの制作プロジェクトにおける進行管理者」を指します。
主な仕事の内容は、プロジェクトの指揮や全体管理、制作物の品質管理、Web制作に関わるスタッフを統率し、進行管理を行うなど、Webディレクターの仕事は多岐にわたります。

また、Webディレクターには色々な役割も存在します。
クライアントの要望を把握し「どんなWebサイトを作るべきか」を提案・企画する役割や、Webサイトの課題点を定量・定性的視点で分析し改善施策を推進する役割など、所属するプロジェクトによって求められるものが変わりやすい仕事です。

Webディレクターに必要なスキル

担当するプロジェクトによって役割が異なるため、Webディレクターとして求められるスキルは多く存在します。
ただし、主に必要となる基礎的なスキルは存在しており、中でも私が特に必要だと感じるものが以下の5つです。

1.スケジュール管理能力

どのように進めれば最も効率よくタスクが遂行できるのかを考え、最善のルートで進行する力。また、自分が何をすべきか優先度をつけて計画し、それを実行する力。

例:一つ一つのタスクの工数を正確に見積もり、期限から逆算して各タスクに対するスケジュールを決める。

2.推進力

指示を待ってから行動するのではなく、自ら仕事を推進する能力。また、異なる立場や職種の人たちを巻き込んで、業務を実行できる力。

例:プロジェクトの目標に対して、チームメンバーが積極的に取り組みたくなる動機を提供し、関係者全員を巻き込んで業務の推進ができる。

3.交渉力

関係者が納得できるまで説明ができる力。不安要素をヒアリングし、コミュニケーションによって解消しながら、すべての関係者にとってダメージが少ない形で交渉ができる力。

例:クライアントから依頼された内容について、スケジュールやコスト面で要望すべてを受け入れることが難しい場合、クライアント、自社の双方が納得できる落としどころを一緒に探して交渉することができる。

4.コミュニケーション能力

自分の伝えたいことや要望を相手に理解してもらえるように伝えられる力。スムーズに意思疎通することで業務を円滑に進めることができる力。

例:クライアント自身で課題が明確になっていない時に、課題を正確にヒアリングできる。

5.理解力

関係者の置かれている状況や環境を正確に理解し、適宜必要な調整ができる力。技術やツールに関する理解を深めて、より密度の高いコミュニケーションを実現する力。

例:制作を担当するメンバーの持っているタスクが多いことに気づき、一部のタスクを別のメンバーに担当してもらえるように調整する。

以上の5つが、Webディレクターに必要な基礎スキルです。
これらのいずれかが欠けていると、上手く仕事がまわらないことがあります。

例えば、「スケジュール管理力」に長けているが「理解力」が著しく欠けていると、共に仕事をしている制作スタッフに対して、スタッフの状況が考慮できず無理なスケジュールで作業を依頼してしまう可能性があります。

参考画像1

また、「推進力」に長けているが「交渉力」が著しく欠けていると、自社やPJTが推進したい方向性が一向にクライアントに理解されず、進むべき方向性を見失ってしまう可能性があります。

参考画像2

このように、この5つはWebディレクターにとって重要なスキルであり、Webディレクターとして活躍するためには、5つすべてを習得する必要があります。

Webディレクターに必要なスキルのスキルアップ方法

上であげた5つのスキルについて、具体的に何をしたらスキルの習得ができるのか、スキルアップのコツを紹介します。

1.スケジュール管理能力

  • タスクの優先順位をつける
  • スケジュールにバッファを持たせる
  • ツールや仕組みで自動化できるタスクはできる限り自動化させる

★キーワード:タスク管理、スケジュール管理、プロジェクト管理

2.推進力

  • 仕事を常に自分ごととして捉える
  • 関係者を巻き込んで、協力を仰いでみる

★キーワード:関係構築、SMARTの法則

3.交渉力

  • 普段から雑談などのコミュニケーションに加わり、相手の状況を把握する
  • 論理的に話す力を身に着ける

★キーワード:営業力、成果の数値化

4.コミュニケーション能力

  • 異なる立場や役職の人と話す機会を積極的につくる
  • 会議の前に事前準備(発表練習、アジェンダ作成など)を行う
  • イメージトレーニングを行うこと

★キーワード:5W1H、雑談力、雑学力

5.理解力

  • 相手の発言を復唱すること
  • たくさん質問をすること
  • 会議の内容は常にメモをとって、分からないことは調べる

★キーワード:思考整理、ロジックツリー

これらを意識的に行うことで、基礎的なWebディレクターとしてのスキルを身に着けることができます。特に注力したいスキルについてはWebやSNSで調べると、良いスキルアップ方法がたくさん出てくるので、気になる方は上で記載した「★キーワード」の内容を参考に調べてみてくださいね。

さいごに

最後まで読んでいただき、ありがとうございます。

Webディレクターは仕事の幅も広く、求められるスキルもたくさんあります。
もちろんたくさんのスキルを習得することは大変ですが、その分多くの仕事ができるようになりますし、身についたスキルを実感しやすい仕事だと思います。

現在Webディレクターをしている方、これからWebディレクターを目指す方、一緒に頑張っていきましょう!

この記事を書いた人

寺戸彩菜

寺戸彩菜

仙台のWebディレクター。

おすすめ記事

タグ

2020新卒バトンAdobe IllustratorBIツールCCDLab.CSSCSVDockerDXECExcelExcel関数GAGitGoogleAnalyticsGoogleデータポータルKubernetesLT会MAMembersDinerOJTPhotoshopPythonRubySDGsSEOSimilarWebSlackSNSSocial Art JapanプロジェクトSQLUIUXUXライティングUXリサーチVitePressVSCodeWeb3WebディレクションWebディレクターWebマーケティングWeb解析Well-beingWordPressアクセシビリティアナリティクスウェビナーエシカルエシカルファッションエンジニアオウンドメディアオンラインオンラインイベントお悩み相談室キャリアクライアントワークコーディングコミュニケーションコンテンツマーケティングコンペサービスサイト構造サステイナブルスウェーデンスキルアップセミナーソーシャルアーティストソーシャルクリエイターチームビルディングツールデータデータアナリストデータサイエンティストディレクションディレクターデザイナーデザインデンマークトンマナナレッジハックブームの裏側プランニングフレームワークプレゼンプログラミングプログラミング教育ブロックチェーンフロントエンドマーケターマーケティングマシンラーニングマネジメントスキルミーティングメタバースメンタルハックメンバーズメディカルマーケティングカンパニーメンバーズルーツカンパニーユーザーテストライティングラボ活動リサーチリモートワークショップワークスタイル事例仕事術仙台再生可能エネルギー分析効率化勉強会動画北欧医療業界品質管理営業地方金融企業学生向け広告運用提案数学新卒研修新規構築機械学習気候変動海洋プラスチック問題生産性生産性向上産学連携研修社会課題社会課題調査競技プログラミング脱炭素自動化ツール色彩検定製薬業界資格開発環境障がい者雇用