小学校教員向け Canvaを使ったデザインワークショップ第2弾!

こんにちは、ソーシャルクリエイターデベロップメント室の松岡です。
先日、株式会社メンバーズと株式会社LX DESIGNさまが共同で、さいたま市立岸町小学校の教員向けにワークショップを開催しました。こちらはメンバーズで行っている「1Share + 1Actionプロジェクト(※1)」の一環として実施されました。私自身も参加してきたのですが、どんなワークショップだったのか、植松理恵さん、宇野夏美さん、阿部凪紗さんにもお話を伺いました。

第1弾の記事はこちら:デジタル企業の社員が先生に!小学校教員向け デザインワークショップ

※1 1Share + 1Actionプロジェクトとは、メンバーズ全社員が年に最低一回、社外へのナレッジシェア(Share)ないしはソーシャルクリエイター育成につながるアクション(Action)をしていくプロジェクト。
ソーシャルクリエイターとは、デザイン思考を持ち、ビジネスの推進や制度設計、アウトプットを通じて社会課題の解決を図ろうとするクリエイター志向性の高い人材のことで、メンバーズで掲げているVISION2030実現の取り組みとして1S1Aを推進しています

登場人物
聞き手:松岡藍(ソーシャルクリエイターデベロップメント室)
話し手:植松理恵(メンバーズキャリアカンパニー)、宇野夏美(UX ONEカンパニー)、阿部凪紗(EMCカンパニー)

ワークショップ開催に至った経緯を教えてください

植松:今回のワークショップはLXDESIGNさまにコーディネートいただき、実現に至りました。LXDESIGNさまは複業先生というサービスを行っており、学校現場で外部人材による特別授業を行ったりしています。クリエイターが子供たちにデザインやプログラミングを教える場を作りたいと相談を持ちかけたところ、教員もITやオンラインツールに対するリテラシーにバラつきがあるということを伺い、教員向けのワークショップも実施することとなりました。
同様のワークショップを戸田市立美女木小学校で行い、そのワークショップが好評だったため、今回の実施となりました。
今回は、オンラインデザインツールのCanvaを利用して学期の初めに使用する「めあてカードの作成」を行いました。
参加した先生方は約30名で、企画者1名(宇野さん)、参加者8名(阿部さん他)の計9名の社員が参加して行いました。

全体講義の様子
全体講義の様子

宇野さん、阿部さんはこのような取り組みは初参加だったとお聞きしましたが、応募した理由は何だったのでしょうか?

宇野:以前から学校関連の取り組みに参加したいと思っていて、これからの未来を担う子どもたちや先生方に対して私に出来ることはないか?と考えていました。今回ワークショップのお話をいただいてデザインの面白さ、ツールの利便性を教えられる!と思い応募しました。あと、教育現場では業務が逼迫しているため、ツールを使って少しでも楽になれることを知っていただきたいという気持ちもありました。

阿部:私はIT分野で、少しでも地域に貢献したいという思いから今回応募させていただきました。現在は別の地域に住んでいますが、私は岸町小学校の近所に約6年間住んでいました。地域の人やよく利用していたお店には大変お世話になり、何かお手伝いや貢献できることはないかと考えていた矢先の募集だったので、すぐに動きましたね。今回の取り組みでは、先生方を通して子供たちやその保護者の方、地域の方々などに、学校の情報をより伝わりやすくする資料作成のお手伝いをさせていただきました。

松岡:私も宇野さんと同じく以前から学校連携の取り組みに興味があったので参加しました。
また私は普段、社員の1S1Aを推進する役割を担っています。一度自分で経験することで、取り組みの周知や、もし今後自分たちで企画する機会ができた時に留意した方が良い点などが学べるかなと思い参加しました。
小学校の近所に住んでいるので、阿部さんの「地域に貢献する」という動機にもとても共感できます。

ワークショップの内容を改めて教えてください。

宇野:今回は、オンラインデザインツールのCanvaを利用して学期の初めに使用する「めあてカード」を作成していただくワークショップを行いました。
まず最初にCanvaの操作説明を簡単に行い、参考になるようなデザイン素材のサイトのご紹介をしました。ツールは実際に手を動かしながら使っていただくのが一番だと思ったので、説明の時間を短くし、制作の時間を多めに取るようにしました。

工夫した点としては、めあてカードは印刷するものなので「カラーの場合はカラーのイラスト素材、白黒の場合はモノクロのイラスト素材を使用した方がいいですよ。」と素材選びのアドバイスをして、予め素材選びに迷わないようにしました。

あとはデザインのポイントを最初に説明しようと思ったのですが、最初に聞いても頭に入らないと思ったので、実際に制作していただく中で疑問に思ったり迷ったりした後にお伝えする流れにしました。
デザインのポイントは、楽しんで聞いていただけるように、私の今までのデザイン経験の話も交えながらお伝えしました。
カラーの話では「赤や黄色などは活発なイメージを与えるので子ども向き、青は落着きや信頼をイメージするので企業のロゴに多く使われますよ」などとお話しました。

グループワークの様子
グループワークの様子

ワークショップでは先生方にどのようなことを伝えましたか?

阿部:先生方は意欲的に進めてくださっていたので、私が指示したものを作成するというよりは、先生方が作成したものに対してアドバイスをする形で進めました。
まずはじめに、気をつけていた点は二点あります。一つ目は業務で使っている言葉や指示を簡略化して伝えないことです。いつもの業務では簡単に伝わることでも、職業が異なると伝わらないことも多いので、言葉で誤解を生まないように気をつけていました。特にデザイン的に不要な要素に対して「トルツメ」をアドバイスしそうになったときは、一瞬言いそうになり言葉が詰まりましたね。
二つ目は情報の優先順位をつけることです。テンプレートをそのまま使用すると文字の大きさが情報の優先順位の通りになっていないので、「そこはもう少し文字を大きくしたほうがいいですね!」とお伝えしていました。
苦労した点もあり、Canvaには素敵なテンプレートがたくさんありすぎて選択に時間がかかってしまうということです。選ぶだけで時間が終わってしまう勢いでみなさん真剣に悩まれていたので、選ぶ基準として枠組みから選ぶ方法と気に入った背景を使用して枠は自分で作成する方法をアドバイスしました。そうすると少し視野が広がったみたいで、先生方もテンプレートを選択できていました。

松岡:私は最初はきちんとできるか、不安や緊張がありましたが、自分から一人ひとりの状況を伺ったり、反対に先生方から質問をいただいたりして、徐々に慣れていきました。
私が担当したグループもテンプレートの選択で迷うことがあったので、「どんなものをイメージしているか、作りたいか」を聞いて、Canvaの操作やデザインのアドバイスをさせていただきました。
先生方の「分かった!」という声を実際に聞けることは、日常の業務とは違ったやりがいを感じられる貴重な体験ですよね。

全体講義の様子

全体講義の様子
クリエイターがCanvaで作成しためあてカード

ワークショップを振り返っていかがでしたか?

宇野:今回の企画を通じて、アウトプットすることの大切さを改めて感じました。
実際に作業するのと人に教えるのは全く違うと言いますが、本当にそうでアウトプットすることで自分がどれだけ知識を正確に理解しているのか気付きます。
また、ただ企画用に作ってきた資料を読むのではなく、実体験や現場のデザインで工夫していることなどの話を交えながらお伝えするのがいいなと思いました。
聞いている人が飽きないように、少しでも面白いと思ってもらえるように今後も工夫していきたいです。

阿部:私は業務ではまだ教えていただく立場が多いため、今回のワークショップは貴重な経験となりました。私の持っている知識が少しでも役に立っていれば幸いです。先生方に教えてみて、相手のレベル感に合わせて的確なアドバイスをするのは難しいと感じました。ですが私も社会人経験年数が上がってきたため、このような機会は増えてきます。教える機会が来た時に今回のことを忘れずに相手に合わせたアドバイスができるようにしていきたいです。少し反省としては、素敵すぎるが故にテンプレート選択で迷われていたので、制作物に使用できそうなものを事前に見つけておいたほうが、制作時間を増やせたのかなと思います。参加させていただきありがとうございました!

植松:実際に学校を訪問して、先生方の掲示物の制作タスクが多いと感じました。今回のワークを通じて、先生方が目的に合った掲示物をスムーズに作成できるようになれば幸いです。紙媒体だけでなく、動画やホームページ制作までノーコードで簡単に作成できるので、さらに発展していけばいいなと思っています。都心でもICTの地域格差があるらしく、このような活動を通じ、差が縮まればと思います。参加者自身も教えることでスキルアップにつながったようで、成長できる良い機会となりました。

松岡:植松さん、宇野さん、阿部さんありがとうございました!
私が学校で教育を受けていたころとはかなり状況が変わっており、子どもたちにはどんな教育が必要なのかを考えるのと同時に、教える側の先生に求められていることも、ほんの少しですが感じることができました。 また、「誰かに何かを教える」ということはアウトプットでもあり、「自分がどこまで理解できているか」を把握できる機会でもあるなと改めて感じました。

岸町小学校の皆さま、LX DESIGNの皆さま、今回はこのようなワークショップの機会をいただきありがとうございました!

この記事を書いた人

植松 理恵

植松 理恵

2017年11月中途入社。メンバーズキャリアカンパニー所属。キャリアサポートグループグループ長。クリエイターの育成を担当しています。栄養士からWeb業界へ。お休みの日は写真を撮ったり、ゴルフをしたり。

宇野 夏美

宇野 夏美

2017年7月中途入社。メンバーズUXONE所属。現在はSNSアカウントの運用、ディレクションを担当。休みの日は息子と遊んだりしますが、一人で映画に行ったり読書したりする時間も大切にしています。

阿部 凪紗

阿部 凪紗

2020年4月新卒入社。EMCカンパニー所属。普段はレコメンドツールを使用した業務をしています。最近ミニベロという自転車を買って、QOL上がりました。

松岡 藍

松岡 藍

2016年、メンバーズに新卒入社。ビジネスプラットフォームカンパニーで主に広報を担当。

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