インスタは学びのツール?Z世代的アクティビズムのススメ

突然ですが、みなさん関心のある社会課題はありますか?
私はあります。どうやら「気候変動」が新型コロナウイルス以上に迫りくる危機らしいんです。しかし、実際のところ、日本でこの話題が大きく取り上げられている頻度は少なく感じます。
世界ではどうなんでしょうか?

気になったので、先日オンラインで開催された「Climate Reality Leadership Program」に参加してみました。気候変動界隈でも著名な元米副大統領のアル・ゴア氏の講演や国ごとに分かれてのオンラインミートアップなど、盛りだくさんです。
そして一番心に響いたのが、様々なトピックごとに分かれたセッション、その中でも若者、通称「Z世代」の社会課題への姿勢でした。今回の記事ではそんなZ世代の社会課題との向き合い方と彼らがSNSをどう活用しているかをお伝えします。

デモ行進

復習しておきたい「Z世代」の定義と実際のところ

この記事のタイトルに目を止めた方はご存じだと思いますが、そもそもZ世代とは何か、ほかの世代との大きく違う点は何かという点から始めさせてください。
広く知られている定義として、Z世代は1996年以降に生まれた人を指し、実は筆者の私もぎりぎりZ世代に含まれています。日本ではゆとり教育世代の後の、さとり世代と呼ばれることもあります。 最初に手にしたデバイスがiPhoneなどのスマホであることも多く、SNSを通じた探索(Search)や共有(Share)に長けていると言われています。

Z世代は社会課題に対しての関心が高いってホント?

Z世代はその消費行動やライフスタイルに特徴があると言われています。その理由は社会課題への意識。海外ではZ世代が社会への影響を重視して購買を行うという傾向さえあるという調査結果が出ています。
一方、日本はどうでしょうか? 一般的に、社会課題に対して意識があまり向いていないと言われる日本のZ世代ですが、 SHIBUYA109 lab.が20歳前後の男女800名を対象に行った調査によれば、社会課題との関連が深いSDGs(Sustainable Development Goals)については回答者の約6割の認知があることがわかっています。また、社会課題解決に対して、59.5%と半数以上の回答者が「関心がある」と答えています。

セッションで感じた海外Z世代のユースパワー

今回私はClimate Reality Leadership Programの中でZ世代が語り合うセッションに参加しました。登壇者は世界各地で気候変動を訴えるZ世代です。彼らがセッションを通じて一貫して訴えかけていたのは、若い世代のパワー。
気候変動を代表する社会課題はやはり国や自治体、地域のコミュニティ単位での動きが必要不可欠です。日本では若い世代の政治離れが深刻に取り上げられていますが、未来を生きるのは今現在制度を決めている世代ではなく若い世代であるということを改めて意識することの重要性が発信されていました。
参考:「Climate Reality Leadership Program」の様子を投稿したツイート

Instagramでムーブメントは広がる

このような熱いZ世代はどうやって活動をしているのか、いくつかの事例とともに、その様子をご紹介します。
社会課題へ声を挙げると聞くと、路上でのデモ活動やオフラインでの勉強会を想像しますが、新型ウイルスによる世情変化が起きる前からZ世代はオンラインでその世界観を創ってきました。

オンライン化でも冷めないZ世代のアクティビズム

代表的な例がオンラインでの一体感が生まれるキャンペーンです。気候変動に対してアクションを起こしている代表的なZ世代のひとり、グレタ・トゥーンベリさんが始めたストライキはオフラインからオンラインに移行しました。
2019年には渋谷でも行われた気候変動マーチも、オンラインへ。今年9月25日には世界各地で一斉に行われたキャンペーンがあり、自分が発信したいメッセージを書いたプラカードと靴をSNSに載せていました。「#世界気候アクション0925」を使ったInstagramのポストは1000件以上。SNSへのポストは、オフラインでの参加よりもハードルが低く、かつ個を発信する機会だと考えられます。

新規参加者の取り込みはわかりやすいポストで

SNSを使った社会課題に対しての情報発信は日本国内でも活発に行われています。Instagramは情報を知ってもらうために最適なツールと言えるでしょう。

NO YOUTH NO JAPANはインフォグラフィックを活用し、社会課題に関する知識を発信。フィード全体に統一感があります。 扱う社会課題のトピックは月単位で変わり、様々な関心があるユーザーからの認知を増やし続けています。 なんと一週間で驚異のフォロワー数1.5万人越えを達成しました!

Fridays For Futureは世界中で地域に合わせた活動を行っています。日本国内でも各地域で活動する団体があり、地域の状況に合わせた情報発信が様々な層からの認知に繋がっています。1からデザインするだけでなく、Instagramの提供するGIFやスタンプを有効活用するなどアカウントごとに色が異なり、地域に合わせた活動や発信がユニークです。

SNSを使った社会課題に対しての情報発信

最後に

社会課題はわかりづらい。伝わりづらい。
そんな考えを一掃するようなZ世代ならではの発信の仕方はいかがでしたか?身近に話を聞けるZ世代がいなくても、SNSから彼らの姿勢の一端を知ることができます。よりよい社会を目指して動いていく様子を覗いてみてください。

参照

Sustainable Brands “Brands Take Note: Gen Z Is Putting Its Money Where Its Values Are”

SHIBUYA109 lab. 社会課題・SDGsに関する調査

NO YOUTH NO JAPAN Instagram

Fridays For Future Japan

この記事を書いた人

國村 友貴子

國村 友貴子

2020年入社。近いうちに畑を耕すことを夢見ているソーシャルクリエイター。グラフィックレコーディングやワークショップなどさまざまな手法でアイデア実現を導きます。目指す社会の実現に向けて一歩ずつ前進しています。

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