〜コロナ禍で皆どうしてる?〜Web業界の新卒お悩み相談会!【イベントレポート】

2020年10月27日(火)に株式会社メンバーズ 1S1A委員会(※)主催のオンラインLTイベントが開催されました! 「Web業界の新卒が抱える悩みに先輩社員が寄り添う」というテーマのもと、メンバーズ社員8人がLT(ライトニングトーク)を行いました。
(当イベントの司会進行も20新卒である市来里穂さんが務められました!)

20新卒はもちろんのこと、これからWeb業界に入る新卒に向けても大切な心構えから、キャリアプランの考え方まで幅広いノウハウを得られる時間となりました。

そんな先輩社員からのタメになる内容盛りだくさん!だった当イベントの様子を、同じく20新卒である私竹内がレポートいたします!

※1S1A(1Share + 1Action):ソーシャルクリエイター(社会課題解決型人材)を10万人規模で育成・輩出することを目指し行っている、社内外へのナレッジの共有・アウトプット活動を指します。有志メンバーが委員会に所属し、この活動を推進しています。

新卒に伝えたい3+αのポイント

EMCカンパニー ディレクター、戦略プロデューサー/松土 圭太さん

新卒6年目でチームの責任者なども務める松土さんが伝える3+αのポイントとは。

1. 120点を目指すのではなく、まず100点の確認。
点数とは「依頼者の期待値」のこと。新卒は頑張る方向性を間違えずに、まずは100点を確認すべきであるとのこと。

2. 仕事を受けたらまず5W1H
100点の水準を決めるにはまず、5W1Hを確認すること。特に大切なのがWho、When、Whyである。

3. 隔週でKPTで振り返る
Keep(成果)、Plobrem(課題)、Try(ネクストアクション)この3つの視点で自分のやったことを振り返ることが必要。

+α. 会社視点で物事を見る
点ではなく、線で自分の業務を見てみましょう!松土さんはこれをし始めてから仕事がもっと楽しくなったとのこと。

自分はよく「120点を目指そう!」と思って先走り、そもそもの100点の確認を怠ってミスしてしまうことがよくあると感じるので、自分はこの中で1を特に心掛ける必要があるなと思います。

新卒に伝えたい3+1のポイント

自分の役割を全うしましょう-壁に当たって苦しんでいる若手向け-

EMCカンパニー ディレクター/小池 将史さん

小池さんからは壁に当たって伸び悩んでいる新卒に向けて、大切なマインドについてお話しいただきました!
壁に当たり多くの1年目社員が苦しんでしまうように、小池さんも実際に以下のような悩みを抱えていたそうです。

・レベルが足りなくて先輩に巻き取ってもらう
・壁に当たったときに対処法がわからない
・別の同期と自分を比べて負い目を感じる

なぜ、このような悩みが生じてしまうのでしょうか?小池さんは「負い目を感じるから『もっと』を感じてしまう」と考えたそうです。
そんな新卒に向けて小池さんが一番伝えたいことは「今の自分の役割を認識していますか?」ということ。
自分の役割についてチーム内ですり合わせたり、上長との1on1で確認したりすることで、まずは役割をまっとうすることが先決とのことでした。

小池さんの「そもそも他者との競争ではなく、昨日の自分との競争」という言葉には自分もハッとさせられました。周りにばかり目を向けてしまわず、自分の役割を再確認したいなと感じました!

自分のバリューの見つけ方

EMCカンパニー ディレクター/林 義久さん

デザインコーダーを経て、現在はディレクター業務を行っているという林さんからは、「目的をもって行動する」ことの重要性をお話しいただきました。
LTのタイトルにもある「バリュー」とは、「行動指針」のことを指しています。

「Mission」=「使命」、「Vision」=「実現したい未来」、「Value」=「価値の基準、行動指針」の3つを明確にすることで、これから何かを判断することが増えてきたときに、自分が何をすべきかが見えてくるとのことでした。

自分軸で考える

この「Mission」「Vision」「Value」は自分軸に落とし込む必要があります。自分の所属している企業の「Mission」に対して、自分軸では何が目的で、何を実現したくて、何が自身の行動指針となるかをまず考えましょうというお話でした。

私は最近、確固たる自分軸を持っておくのはとても難しいことだと感じています。自分の軸を持つために、林さんのおっしゃるように自分の「Mission」「Vision」「Value」は何かを今一度確認したいなと思いました!

100点満点よりも200点を目指す意義

EMCカンパニー ディレクター/串田 直也さん

串田さんには、未知の領域に挑戦することの意味を、今までの学生生活におけるテスト勉強を例えとしてお話しいただきました。

テスト勉強において、得意な科目だけやって苦手な科目を放置した場合、伸びしろを考えるともともと高得点を取っていたものは伸び悩んでしまいます。しかし、苦手なものに触れることは大変ですが、伸びしろはたくさんあります。結果として得意な科目を伸ばすよりも、苦手な科目を伸ばす方が最終的な合計点は勝るのではないか、というお話でした。

仕事に置き換えてみたとき、学校のテストは教科数が決まっていますが、仕事には大量の分野や領域などがあるということが違いとして考えられます。

何かと得意なことにばかり触れてしまいがちになりますが、方向転換も一つの手として考えようという串田さんのお話は、壁に当たってしまった新卒にとって大変参考になるものだと感じました!

嫌いなプログラミングが好きになった話

EMCカンパニー コーダー(エンジニア)/當銘 直人さん

HTMLやCSSなら自分でもできるのではないか?ということからWebに興味を持ったものの、実際にがっつりとプログラミングをやることへのギャップを感じたという當銘さん。想像していたことと実際にやることとの間にギャップが生じることは、新卒によくあるのではないでしょうか?
當銘さんは、そんなギャップの乗り越え方についてお話しいただきました!

プログラミングに慣れていない時

嫌いなことを好きになるきっかけとして、
・わからない状態を続けずに、サポートしてくれる人に臆せず質問する
・成果物ができる喜びを感じる
ことなどをあげていただきました。

また、プログラミングに慣れていない時にはいきなり本を買わずに、実際に手を動かして学ぶことの重要性を教えていただきました。確かに、私も今色々な技術的なことを学びながらも、実際に行動してみなければまったくわからないことだらけだなと感じております…。

自分のキャリアプランを実現するために行動したことと、運用、構築、常駐、UI、アプリチームへ異動し得たこととそれぞれの違い。

EMCカンパニー デザイナー/村上 由夏さん

村上さんには、自分のキャリアプラン実現のための動き方や、多くのチームに携わったからこそお話しできる分野の違いについてお話しいただきました。

過去4度の部署異動で得られた運用・構築・客先常駐・UIアプリチームの特徴を細かくまとめていただき、まだ他の分野についての知見が浅いであろう新卒にとってもわかりやすく各チームでの違いを説明していただけました。

さらに、自分のキャリアプランを思い描くだけでなく、実際のアクションでは、
・異動の調整ができる自分の上司に積極的にアピールしたり
・入りたいチームの上司にアピールする
・社内公募などがあればそちらを使う
・すぐに自分がどういう人材かアピールできるようにポートフォリオや職務経歴書を用意しておく
といった、かなり具体的な行動までシェアしていただけました!

明確な目的・目標をもって、実際の行動にまで移している村上さんのお話は、これからの自分のキャリアプランを実現していこうという新卒にとってとても希望のあるお話だったと感じます。

ママ社員のぼやき

メンバーズデータアドベンチャーカンパニー 育成担当/八木 淳枝さん

ママ目線での新卒へのアドバイスをシェアしてくださった八木さん。5つの「ぼやき」から、主にライフステージが変わってからの経験談をお話しいただきました!

(1)仕事はどんな人でも大変…!つらいのは自分だけじゃない。
(2)ライフステージが変わるのは大変なことばっかりじゃない。得られることもたくさんある!!
(3)ライフステージが変わるごとにパワーアップ
(4)仕事なんて独身でも大変なことばかり。気持ちの支えとなる家族や仲間が多いほうが心強い。
(5)GIVE&TAKEで信頼関係構築力を高める!

ライフイベントとの向き合い方

この中でも特に「ママ友トークは原則超ロジカル。短時間で濃密な情報交換をする」というのには衝撃を受けました。(ママさんたちの効率的な会話をぜひ聞いてみたいなと感じました。)

ライフイベントを乗り越えるたびに視座が上がり、神経も太くなり、乗り越え方の知恵もつくため、ライフステージが変わるごとにパワーアップできると話す八木さん。これからさらに多くのライフイベントを迎える可能性がある新卒にとって、勇気を与えてくれるお話だったのではないでしょうか。
こんなかっこいいママ社員に私もなりたいと感じました!

経験値アップについて

EMCカンパニー ディレクター/森松 守さん

森松さんには、過去の転職などの経験を振り返って、自己の経験値アップについてお話しいただきました。就職後すぐに会社が倒産してしまい、京都の老舗印刷会社への転職を決めたという森松さん。その後も、大きめの印刷会社に転職し、印刷物だけではなくWebサイトなどサイト構築の業務に関わり、営業・提案・構築・運用を学んだそうです。

この経験を経てメンバーズに入社し、アパレル会社の運用支援に携わることになったとのこと。そして、印刷物からWeb用のバナー制作業務が舞い込んだとき、生産性が低い状況を改善するために過去の印刷会社での経験を活かして提案。その結果、なんとWeb会社で印刷物の制作業務まで受注したそうです。

なんとなく最初のうちに自分が経験した業務を続けたいと考える新卒も少なくないのではないでしょうか。ジョブローテーションを自らの意思で行うことで経験値をアップさせることで、森松さんのように、思わぬところで過去の経験が活きる時が来るのかもしれません!

まとめ

今回8人の方から多方向の視点でアドバイスをいただけたため、何か壁にぶつかっている新卒にとってためになるお話ばかりだったと感じました。
私たち20卒はコロナ禍真っ只中で入社し、オンラインでの研修から配属を経て今に至ります。これを言い訳にするわけにはいきませんが、なかなか相談できる人が周りにできづらい状況にあると感じます。そういった状況の中で、新卒の悩みに寄り添った話をしていただけた今回のイベントは、これから新しく入ってくる新卒にもぜひ聞いてほしい内容となっておりました!

今はアドバイスをいただく立場ですが、来年また新たに新卒が入ってきたときに、今度は自分がアドバイスをする立場になります。今回お話しいただいた皆さんのように、自分も多くの経験を積んで何か壁にぶつかってしまっている人に手を差し伸べられるようになりたいなと思います!

この記事を書いた人

竹内 南那子

竹内 南那子

通称はたけうっさん。特技は誰よりもおいしそうにご飯を食べること。仕事ができそう、かつ乾かすのが楽という安易な考えでショートヘアになりました。

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