AWSの基礎が学べる「AWS認定 クラウドプラクティショナー」試験対策

1.AWSクラウドプラクティショナーとは

AWSの知識を保有していることを証明することを目的に、AWSが主催しているAWS認定試験。
クラウドプラクティショナーは、その中でも最も基礎となるもので全体的な知識を持っているかが問われる試験です。
受験の対象者には、AWSに実務で触れた経験が6ヵ月以上ある人とされていますが、まったくの未経験からでも勉強次第で合格を狙えます。
そのため、今までAWSに触れたことはないけどAWSについて知りたい、インフラ周りの知識を持っておきたいという方は是非この記事を参考に受験を考えてみてください。

2.試験の概要

勉強法に移る前に試験の概要について、軽く記載しておきます。
・試験時間:90分
(主観ですが試験時間は、見直しを含めて余裕のある程度で設定されています。)
・問題数:65問程度
(受験者によって問題数は変わるようです。)
・合格点:700点(70%)
(1~1000の間で点数がつきます。)

また出題される問題は以下の4分野です。
・「クラウドの概念」(約28%)
(AWSクラウドの利点などについて)
・「セキュリティー」(約24%)
(セキュリティー的な考え方や機能について)
・「テクノロジー」(約36%)
(AWSを使用する際に押さえておきたい機能やサービスについて)
・「請求と料金」(約12%)
(請求管理方法や見積計算について)

3.勉強方法について

僕が実践した3つの勉強方法をご紹介します。

a.AWSトレーニング

AWSが認定資格の取得のため、トレーニングを用意してくれています。
・AWS Cloud Practitioner Essentials (Second Edition)
こちらは、Amazonアカウントを持っていれば無料で受講できるeラーニング講座です。
日本語完全対応版もあり、コーヒーショップを例にわかりやすくAWSについて説明してくれます。

・AWS Cloud Practitioner Essential Classroom
AWSから認定を受けた講師によるハンズオントレーニングです。
講義を中心にトレーニングは進みます。
わからないことがあった場合にはその場で質問できるのがメリットです。

・AWS Practical Startup Workshop
AWS Cloud Practitioner Essential Classroomと同じくAWSから認定を受けた講師によるハンズオントレーニングです。
こちらは、演習を中心にトレーニングが進みます。
実際に手を動かし、構築作業をしながら学ぶことができます。

AWSには12か月間の無料利用枠があります。
そのため、AWS Practical Startup Workshopには参加しないけれど、手を動かしながら学びたいという方は、新規アカウント作成後にクレジットカードの登録後利用可能になる無料枠を是非利用してみてください。

b.参考書

AWSクラウドプラクティショナー試験対策の本は数多くありません。
少ない中で最も有名でおすすめなのが、「AWS認定資格試験テキスト AWS認定 クラウドプラクティショナー」です。
AWSクラウドプラクティショナー試験を受けるための基礎的なことは、こちらを読めば身に着けることができます。
各章の末尾には、演習問題も付いているので試験問題のイメージをつかむことができます。

c.模擬試験

上記の参考書だけでは、試験対策として少し物足りないため、模擬試験を受けることをおすすめします。

・AWSが提供している模擬試験

AWSが提供してくれている模擬試験があります。
こちらは、少し前までは3000円くらいの受講料がかかっていたのですが、なんと無料で受講可能になりました。
さらに、正答率しか結果として返って来なかったものから、問題ごとに正解不正解が確認できて解説もついてくる仕様に変更となったため、学習効果も向上しました。
受験方法は以下の通りです。

①AWS Skill Bilderへログイン/アカウント登録
②「Practice Question」で検索をかけ、「WS Certified Cloud Practitioner Official Practice Question Set (Japanese)」を探す。
③詳細画面の登録ボタンを押して、その後表示される案内に従って「BenchPrep」という外部サイトに遷移する
④詳細画面に表示されていたコードを入力する
⑤BenchPrepのアカウントを作成すると受験できる模擬試験の一覧に遷移する
⑥受験したい模擬試験の詳細に移動して、受験する

・Udemyで販売されている模擬試験

様々な分野の学習ができるプラットフォーム、Udemyで販売されている「【2022年版】この問題だけで合格可能!AWS 認定クラウドプラクティショナー 模擬試験問題集(7回分455問)」では、7回分の模擬試験が受験できます。
基本レベルのものが2回分、応用レベルのものが3回分、さらに高難易度のものが2回分ありますが、応用レベルのものはあまり試験に出ません。
さらに高難度のものはほとんど試験に出ません。
そのため、基本レベルのものをしっかり取れるようになれば、合格は目指せます。

おすすめの勉強法は、AWS Cloud Practitioner Essentials (Second Edition)のeラーニングで基礎を固めて、参考書で理解を深め、模擬試験で足りない知識を補っていく流れで学習を進めていく方法です。

4.さいごに

AWSクラウドプラクティショナーはAWSの基礎を学ぶにはとても良い資格だと思います。
模擬試験が無料になったことで試験の対策もしやすくなったと思いますので、興味のある方はぜひ挑戦してみてください。

この記事を書いた人

藤木 檀

藤木 檀

2021年新卒入社。EMCカンパニー所属。 一人前のエンジニアを目指して日々奮闘中です。 趣味としては、最近ゴルフをはじめました。

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